黄昏の山頂で◯◯と叫べ！！！

ケイタイ記憶喪失になりました。

問題を知らせるポップアップに阻まれ操作不能に陥ったケイタイは、しょっショップ店員さんの懸命なアタックにより、何とか一命は取り留めました。

が、その代償に初期化という手段を取ることとなり、あらゆるデータが消え去りました(T ^ T)……

電話帳をはじめ、画像も、写真も、メールも、ブクマも全てなくなり愛着すら失いそうです。

あぁ……

とりあえず、愛着が湧く様に、くじのダブルチャンスでゲットした尽八の壁紙をダウンロード仕直し、設定した。少し気分が晴れた。

で、古いケイタイから電話帳を赤外線通信で移した。

けど……更新していたデータは消えたので、せっかく交換してもらったメアドがわからなくなりショック(/ _ ; )

チビたちが好き勝手弄るし、おまけに訳のわからん幼児用アプリどんどんダウンロードするから本当に困る。定期的に消去したり、ウィルス対策してたけどウィルスに入られたんだろうなぁ……

しかも物理的にも落としたりしてダメージ与えてるし……

分割の支払い終わる前にダメになるかもなぁ……

唐突に……

箱学3バカで小劇場※あくまで東巻

ケイタイ故障①

「どうした尽八？眉間に皺寄せて」

「あぁ、隼人か。昨夜からケイタイの調子が悪くて、通話はおろかメールもできんのだ。

どうやら受信はしている様なのだが……この通りこのポップアップが消せなくてな、操作ができんのだ……」

「お、本当だな。OK押してもまた出てくるな」

「うむ……これでは巻ちゃんに電話出来ない！メールを受信しているのが、もしかしたら巻ちゃんからかもしれんのに、読むことも、返信することもできん！隼人、どうしよう……こんなに長い時間オレから連絡がないことに巻ちゃんが嫌われたんじゃないかと不安になっていたら！はっ、逆にこんな「放置プレイする尽八なんて嫌っショ！」とか言ってオレ、嫌われたらどうしよう！」

「ハハ……落ち着けよ尽八」

「バッカじゃネェ？巻ちゃんはむしろしつっこい鬼電から解放されて、せいせいしてるに決まってんだろ？」

「荒北！そんなことはあり得ん！巻ちゃんだってオレの動向は逐一気になっている筈だ！定時連絡がなければおかしいと感じているに決まっている！あー！巻ちゃん！巻ちゃ〜ん！」

「ったく、つきあいきれねぇなぁ……そんなんだったら授業サボってケイタイショップ行ってくりゃいいんじゃね？」

「う……そうしたいのは山々だが……それは出来んよ。そんなことをして、もし補導でもされたら部に迷惑が掛かる」

「お、おう、そうだな。おまえ、変なとこ真面目だな」

「それに、インハイへの出場停止処分になったりしたら、巻ちゃんと勝負出来ないではないか！」

「だーっ！結局巻ちゃんかよ？！」

「じゃあさ、尽八。今日の練習コースはケイタイショップの道を通るルートにして、おめさんはそこでケイタイ修理して来いよ。寿一にも後でそう言っとくからさ」

「は、隼人！そうしてもらえると助かるな」

「おまえがそんなんじゃ、補導されなくても部には迷惑かかるからな」

「ハハハ。後は、そうだな。オレから迅くんに裕介くんへ伝言を頼むってーいうのでどうだい？」

「隼人！優しいな！」

「惚れちゃいそうか？」

「んな訳あるか！オレは巻ちゃん一筋だ！」

「はっ！冗談も通じネェ」

「それじゃ、次の休み時間に迅くんに電話してみるから、尽八から直接話せよ」

「おいおい、こっち休み時間でも、総北がそうとは限らねぇんじゃねぇの？」

「いや、次の休み時間なら5分は被っている！しかも、巻ちゃんのクラスは移動教室とかでもない！確か田所くんも同じクラスの筈だから問題はない！」

「何でそんなことまで知ってんだよ……おめぇ巻島のストーカーかよ？マジ、キメーな！」

「キモくはないな！巻ちゃんのことなら休み時間の時間帯や時間割くらい把握していて当然だ！」

「はぁ……そうかよ。じゃ、電話代わってもらって直接巻ちゃんと話せばいいんじゃネェ？」

「靖友ナイスアイデアだな。じゃ、尽八。次の休み時間はそういうことで」

「うむ！恩にきるぞ２人とも！巻ちゃんの声が聞ける！楽しみ過ぎて次の休み時間が待ち遠しいぞ！」

「はいはい」

あれ？つづくのこれ？……